2010年06月26日

On the sunny side of the street/Louis Armstrong

【ルイ・アームストロング】
本名:ルイ・ダニエル・アームストロング(Louis Daniel Armstrong)
1901年8月4日〜1971年7月6日

サッチモ(Satchmo)という愛称でも知られ、20世紀を代表するジャズ・ミュージシャンの一人。

サッチモという愛称は「satchel mouth」(がま口のような口)というのをイギリス人記者が聞き違えたとする説や、「Such a mouth!」(なんて口だ!)から来たとする説などがあるようです。

アームストロングが生まれ育ったのは、ニューオーリンズのアフリカ系アメリカ人が多く住む比較的貧しい居住区でした。子供の頃に祭りで浮かれ、ピストルを発砲して少年院に送られました。その少年院のブラスバンドでコルネットを演奏することになったのが、楽器との最初の出会いでした。その後、町のパレードなどで演奏するようになり人気者となります。

1923年、シカゴに移りキング・オリヴァーの楽団に加入。同年、初のレコーディングを行います。1924年にはニューヨークに行きフレッチャー・ヘンダーソン楽団に在籍しました。この時期、ブルースの女王ベッシー・スミスとも共演しています。その後シカゴに戻り、当時の妻リル・ハーディン・アームストロング(ピアノ)らと共に自分のバンドのホット・ファイヴを結成。同バンドが1926年に録音した楽曲「Heebie Jeebies」は、ジャズ史上初のスキャット・ヴォーカル曲として知られています。

1930年代にはヨーロッパ・ツアーも行っています。第二次世界大戦時には慰問公演も行いました。しかし人種差別が法的に認められていた当時のアメリカでは、公演先でも白人と同じホテルへ泊まれない他、劇場の入り口さえ別々というような差別を受け続けました。

1950年代には「バラ色の人生」や「キッス・オブ・ファイア」等が大ヒットしました。また、1953年には初の日本公演を行っています。1956年にはエラ・フィッツジェラルドとも共演。1960年代、時代がビートルズを代表とするポップ・ミュージック一色となる中でも、「ハロー・ドーリー」はミリオン・セラーとなり、多くのアメリカ国民に受け入れられました。

1967年には、「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」が世界的なメガヒットとなりました。1968年にはウォルト・ディズニー映画の名曲を取り上げたアルバム『サッチモ・シングス・ディズニー』を発表し、ジャンルに縛られない柔軟な姿勢を見せつけました。

高い音楽性と、サービス精神旺盛なエンターテイナーぶりが評価され、映画にも多く出演しました。代表作はフランク・シナトラやビング・クロスビーと共演した『上流社会』や『5つの銅貨』、『ハロー・ドーリー』等があります。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ルイ・アームストロング以外の演奏・歌を聴きたい場合は、最下部の<他のアーティストを見る>をクリックすると他のアーティストの動画をご覧いただけます。

【On the sunny side of the street について】
1930年の作品。作詞ドロシー・フィールズ、作曲ジミー・マクヒューで、「International revue」というレビューのために書かれました。が、これもレビューの方は失敗作で曲が残った典型のようです。

このフィールズ&マクヒューのコンビで他に1927年の『I can't give you anything but love』という曲もありますが、そちらの方はもしかしたら彼等の作品ではなく、別のコンビ(アンディ・ラザフ&ファッツ・ワーラー)から曲を買い取ったという説もあります。しかし、真相はよく分かっていないというのが実情のようです。

この曲も多くのアーティストが取り上げています。

サッチモ、ビリー・ホリデー、ジュディ・ガーランド、ドリス・デイ、ジョー・スタッフォード、ペギー・リー、エラ・フィッツジュラルド、バリー・マニロー、ホーリー・コールなど。フランク・シナトラやトニー・ベネットも歌っています。

特筆すべきはあのディジー・ガレスピーがソニー・スティット、ソニー・ロリンズの2テナーのもとで歌っているアルバム(「SONNY SIDE UP」)でしょうか。

インストではトミー・ドーシー、デューク・エリントン、ベニー・グッドマン、ライオネル・ハンプトン、アーティ・ショーなどこれまた多くのバンドで演奏されています。

♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪

    Grab your coat and get your hat
    Leave your worry on the doorstep
    Just direct your feet
    To the sunny side of the street

    Can't you hear the pitter-pat?
    And that happy tune is your step
    Life can be so sweet
    On the sunny side of the street

    I used to walk in the shade with those blues on parade
    But I'm not afraid this rover crossed over

    If I never have a cent
    I'll be rich as Rockefeller
    Gold dust at my feet
    On the sunny side of the stree


    上着をつかんで帽子を持って
    悩み事は玄関のところに置いて
    通りの陽の当たる方へ足を向けてごらん
    ほら、パタパタという音が聞こえないかい
    そのハッピーな音は君の足音だね
    通りの陽の当たる方なら、人生って楽しいよ

    僕は憂鬱を抱えてずっと日陰を歩いてきたけど
    でももう何も怖くはないよ
    だって通りの向こう側に渡ったんだからね

    1セントもなくたって、ロックフェラーみたいに金持ちさ
    通りの陽の当たる側には足元に金の粉が舞っているからね

♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪

何とも大らかな明るい歌詞ですけど、アメリカが不景気のどん底にあった1930年という時代背景を考えると何となく分かるような気もします。

これまでは日陰を歩いてきたけれど、これからは陽の当たる側を歩いて行こうよと言って、人々の気持ちが暗く沈んでいる時に何とか明るい未来へ目を向ければきっといいことが待っていると励ましているようです。

どこか、戦後日本で流行った『りんごの唄』にも通じるものがあるようにも思います。

『Midnight Jazz Report』 より





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【この曲が聴けるアルバム】

Ambassador of Jazz

Ambassador of Jazz

  • アーティスト: ルイ・アームストロング
  • 出版社/メーカー: American Legends
  • 発売日: 2006/06/13
  • メディア: CD




Masters of Jazz

Masters of Jazz

  • アーティスト: ジョニー・ホッジス
  • 出版社/メーカー: Storyville Records
  • 発売日: 2006/10/03
  • メディア: CD




THE PRESIDENT PLAYS WITH THE OSCAR

THE PRESIDENT PLAYS WITH THE OSCAR

  • アーティスト: レスター・ヤング
  • 出版社/メーカー: LONEHILLJAZZ
  • 発売日: 2009/08/15
  • メディア: CD




Jazz at Tiffany's

Jazz at Tiffany's

  • アーティスト: チャーリー・パーカー
  • 出版社/メーカー: Dressed to Kill
  • 発売日: 2000/08/15
  • メディア: CD




Billy Remembers Billie

Billy Remembers Billie

  • アーティスト: ビリー・ホリデイ
  • 出版社/メーカー: Verve
  • 発売日: 2005/01/11
  • メディア: CD




Great Paris Concert

Great Paris Concert

  • アーティスト: デューク・エリントン・オーケストラ
  • 出版社/メーカー: Atlantic UK
  • 発売日: 2003/12/23
  • メディア: CD




1945-1946 Magic Carpet Selections

1945-1946 Magic Carpet Selections

  • アーティスト: グレン・ミラー・オーケストラ
  • 出版社/メーカー: Jazz Band
  • 発売日: 2001/01/30
  • メディア: CD




The Essential Judy Garland

The Essential Judy Garland

  • アーティスト: ジュディ・ガーランド
  • 出版社/メーカー: Rerooted
  • 発売日: 2002/11/19
  • メディア: CD




COMPLETE 1952 VERVE STUDIO SESSIONS

COMPLETE 1952 VERVE STUDIO SESSIONS

  • アーティスト: オスカー・ピーターソン
  • 出版社/メーカー: DEFINITIVE
  • 発売日: 2009/03/07
  • メディア: CD




Dizzy Digs Paris

Dizzy Digs Paris

  • アーティスト: ディジー・ガレスピー
  • 出版社/メーカー: Giant Steps UK
  • 発売日: 2006/11/14
  • メディア: CD




Come Swing With Me

Come Swing With Me

  • アーティスト: フランク・シナトラ
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2001/12/14
  • メディア: CD




The Essential

The Essential

  • アーティスト: ナット・キング・コール
  • 出版社/メーカー: Emporio
  • 発売日: 2004/09/20
  • メディア: CD




【ナット・キング・コール】
 



【エラ・フィッツジェラルド】
 



【ビリー・ホリデイ】
 



【ドリス・デイ】
 



【カウント・ベイシー】
 



【トミー・ドーシー・オーケストラ】
 



【ディジー・ガレスピー/ソニー・スティット】
 



【ジュディ・ガーランド】
 



【マンハッタン・トランスファー】
 








posted by jazzinn5 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | On the sunny side of the street | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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