正直MJOのアルバムは「CDClub」で買った1枚しかない。
決して嫌いではないのだが、好きというわけでもない。たまたま聴く機会があまりなかったということだろうと思う。
でも今日のこの「Summertime」はいい。
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メンバーはデビッド・マシューズ(p)、チップ・ジャクソン(b)、スコット・ウェンドルフ(tp)、テリー・シルバーライト(ds)、ジョージ・ヤング(ts)のカルテット。
【semmertime について】
ジョージ・ガーシュウィンが1935年に書いたオペラ『ポーギーとベス』の中の一曲。全米各地、ヨーロッパで上演され、ガーシュウィンの最高作、アメリカのオペラの最高傑作と評価されています。
1959年には映画化され、シドニー・ポワチエとドロシー・ダンドリッジが主演、ダイアン・キャロルが歌っています。映画、ミュージカル、ともにこの曲は赤ん坊を寝かしつけるための子守歌として歌われています。
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Summertime and the livin' is easy
Fish are jumpin' and the cotton is high
Oh your Daddy's rich and your ma is good lookin'
So hush little baby, don't you cry
One of these mornings
You're goin' to rise up singing
Then you'll spread your wings
And you'll take the sky
But till that morning
There's a nothin' can harm you
With daddy and mammy standin' by
夏は暮らしやすいよ
魚は跳ねるし 綿花は育つ
ダディ金持ち マミーはきれい
だからいい子だ 泣かないで
というような歌詞です。
素朴で単純な子守唄になっていますが、根は当時の南部黒人の生活の貧困さや人種差別が前提にあり、黒人霊歌にも通じるものがあります。
黒人たちにとって赤ん坊は「希望」であり、「未来」を象徴する存在でもありました。虐げられた者たちの夢を歌い、希望を棄てるなと歌っています。
この他の動画については、「summertime」のページをご覧ください。
また、このオペラの内容については、小サイト『Midnight Jazz Report』の「summertime」をご覧ください。
ラベル:マンハッタン・ジャズ・オーケストラ MJO