夏だからサンバというわけでもないのですが、こう暑い日が続くとやはり体がこういう曲を求めてしまうのかも。(笑)
それに先週の土曜日、高橋三雄さんのライブに行ってこの曲を聴き、また聴きたくなって動画サイトを見ると一番いいのがこの渡辺貞夫さんの「オルフェのサンバ」なのです。
親ブログの「お気楽定年退職者のセカンドライフ日記」にも当日の高橋三雄カルテットの様子と、この曲を含めて5曲の動画を載せてあります。
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さて、前回「黒いオルフェ(カーニバルの朝)」で、マルセル・カミュ監督が1959年に制作した フランス・ブラジルの合作映画「黒いオルフェ」の主題曲と書きましたが、映画の中ではそれ以外に「フェリシダージ(悲しみよさようなら)」や、この「オルフェのサンバ」も取り上げられています。
どの曲もボサノバが世界的に広まっていく素になった曲ですが、特に「フェリシダージ」は日本で初めて紹介されたボサノバということで、この曲のファンである人は多いと思います。
この「オルフェのサンバ」は、映画の中ではギター一本で演奏されています。最後の場面、オルフェとユリディウスが崖から落ちて死んだ後、日の出を迎える時刻の海を見下ろす崖の上のシーン。
オルフェからギターを習った少年が朝陽を昇らせると信じてこの曲を爪弾く。すると次第に空が明るくなって、他の少年や少女も一緒になって踊り、歌うというシーンはとても感動的でした。
ラベル:渡辺貞夫 Sadao Watanabe