歌手のミルドレッド・ベイリーが歌ってヒットし、のちにカーメン・マクレエやサラ・ヴォーンも歌っています。モダンジャズではチャーリー・パーカーが50年代初頭に取り上げ、その後はマイルス・デイヴィスやケニー・ドーハム、ベン・ウェブスター、ズート・シムス、キース・ジャレットなどもこの曲を手掛けています。
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Ben Webster and Teddy Wilson-Old Folks-1970 投稿者 redhotjazz
Everyone knows him as Old Folks
Like the seasons he comes and he goes
Just as free as a bird and as good as his word
That's why we all love him so
Always leaving his spoon in his coffee
Tucks his napkin up under his chin
And that old corn cob pipe
Well, It's so mellow it's right
But still you're not ashamed of him
♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪
誰もが彼を「昔馴染み」と呼ぶ
季節の移り変わりとともに生き
鳥のように自由で
その言葉通りに善良
それが、みんなが彼を愛した理由
スプーンを入れたまま飲むコーヒー
ナプキンはあごの下にたくし込む
昔風のコーンパイプも古ぼけている
でも、それを恥ずかしくは思わない
という具合に昔馴染みに思いを馳せる内容の歌。
じっくりしみじみと聴かせる歌ですね。
ベン・ウェブスターのこの動画、よく見るとテディ・ウィルソンのピアノ・ソロが終わって再びソロを取る時のベンの頬には涙が伝わっています。これには訳があって、このライブは同胞であるジョニー・ホッジスが亡くなった知らせを受けた直後の演奏だったのです。演奏中、『Old Folks』の彼が亡くなったばかりのジョニー・ホッジスとダブってしまったと思えるような、まさに魂のこもった演奏は感動的であり、貴重な動画だと思います。
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【この曲が聴けるアルバム】
【ベン・ウェブスター】

【マイルス・デイヴィス】

【ケニー・ドーハム】
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( ケニー・ドーハムは、一言でいって趣味のいいトランペッターである。『マタドール』『ウナ・マス』などの代表作では、熱くエネルギッシュに吹いている瞬間もあるが、決して吹きすぎることはない。クールではなく、どこか慎ましやかで、控えめなのである。ドーハムが日本のファンに愛されるのは、彼のプレイのなかに日本的な謙譲の美を見るからではないか、などと勝手に想像している。 <br> 本作は、そうしたドーハムの特質を最上の形で記録した作品で、ワン・ホーン・カルテットによるバラード集である。楽器の性格上、トランペットによるワン・ホーン・アルバムはそれほど多くない。あれほど多くのアルバムを発表しているリー・モーガンでさえ、ワン・ホーン作は「キャンディ」しかないのだ。 <br> ここでのドーハムは、繊細かつリリカルなプレイに本領を発揮する。まさにアルバム・タイトルがすべてを物語っている感じだ。<1>はいまやスタンダード化したドーハムの有名オリジナル。<2>は哀愁を帯びた演奏がたまらない魅力だ。(市川正二))
静かなるケニー [Limited Edition] / ケニー・ドーハム (CD - 2010)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51tf1UTPqgL._SL160_.jpg)
ラベル:Ben Webster ベン・ウェブスター


